JR全線完乗・鳳紹院のブログ

JR全線完乗した作者が、乗りものや旅先の耳より情報を提供してゆきます。

【鉄道の旅】【青春18きっぷ⑤】シーズン到来、JR線乗り放題!青春18きっぷを徹底解説 東京→北海道・東北

さて、今回も青春18きっぷについてお得な活用方法をお伝えします。

今回は、北すなわち東北、北海道に向かうとすると、果たしてどこまで行けるのかをお伝えしたいと思います。

 【北に最も安く行くには】

東北・北海道方面に向かうには、おおまかにいうと
①:東北本線をひたすら北上するルート(東北本線ルート) 
②:仙台まで常磐線を使って、あとはひたすら北上するルート(常磐線ルート)
③:福島から奥羽本線を通って、秋田回りで北上するルート(奥羽線ルート)
④:高崎線上越線経由で新潟に抜け、羽越線を北上するルート(上越線ルート)
  の4つが考えられるかと思います。

では、まずは①のルートを考えてみましょう。

①:東北本線をひたすら北上するルート(東北本線ルート)

例のごとく、東京駅を始発列車で出発したと仮定します。

東京04:45
 JR京浜東北線・大宮行
上野  04:53着 05:10発
 JR宇都宮線・宇都宮行
宇都宮 06:51着   06:59発
   JR宇都宮線・黒磯行
黒磯 07:49着 07:54発
 JR東北本線新白河
新白河 08:18着  08:21発
   JR東北本線・郡山行
郡山 09:03着 09:25発
 JR東北本線・福島行

福島 10:11着 10:40発
   JR快速仙台シティラビット3号・仙台行
仙台 11:56着 12:45発
  JR東北本線・小牛田行
小牛田 13:30着 13:43発
 JR東北本線・一ノ関行
一ノ関 14:29着 14:43発
 JR東北本線・盛岡行

盛岡 16:11着 17:04発
 IGRいわて銀河鉄道・八戸行
八戸 18:51着 19:35発
 青い森鉄道・青森行

青森 21:07着

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12回の乗り換え、約16時間半の旅と、これもまたなかなかしんどいものですね・・・。

今回は福島・仙台・盛岡と、大きな駅で比較的長めの乗り継ぎ時間が取れるので、ここで食料調達するなり、スタバにでも入るなり、ずんだシェイクでも買うなり、休憩できるかと思います。

 

あと、仙台以北を走っている701系という電車は、3両程度でしかも全席ロングシート(山手線とか通勤電車のような横一列のシート)なものが多いので、注意が必要です。シーズンには込み合いますし、駅弁でも食べようと思っている人には、少々食べづらいかもしれません。

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JR701系電車

一ノ関も長めに時間がとれますが、ここは確かニューデイズくらいしかなかったはずです。ただし、平泉も近いので、ここから中尊寺金色堂毛越寺をのんびりと観光して、奥州藤原氏の栄華を偲ぶのも、またよいかもです。

 

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中尊寺金色堂

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毛越寺

 

鳳紹院も昔、18きっぷで北上したことがありますが、一ノ関で1時間くらい乗り継ぎで待ったような記憶があります。

【実は別料金が必要な区間が・・・】

さて、聡明な読者のみなさまはお気づきかと思いますが、このルート、実は青春18きっぷでは乗れない区間が存在します・・・。

盛岡~八戸のいわて銀河鉄道区間はじつは、18きっぷでは乗車できず、別料金が必要となります。

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いわて銀河鉄道(盛岡駅にて)

 

※この区間は、昔は東北本線の一部だったのですが、2002年12月の東北新幹線盛岡~八戸間の開業と引き換えにJRから経営分離され第三セクター化されてしまったためです。

その一方で、2010年12月の東北新幹線の八戸~新青森の開業時に、同様に第三セクター化された青い森鉄道 八戸~青森間は、通過利用する場合に限って青春18きっぷで乗車できます。

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青い森鉄道(八戸駅にて)

※これは、途中の野辺地駅から下北半島に向かうJR大湊線が、JR線と接続が無くなってしまうための特例措置のようです。そのため、特例的に乗車できるようです。

【別料金を払うなら、実はもっとお得な方法が。】

いわて銀河鉄道を利用した場合、盛岡~八戸間 3040円 約1時間50分 となります。

実は、ここで、値段は+500円ほどで、わずか30分ほどで移動できてしまう方法があります。それは・・・・新幹線です。

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東北新幹線E2系

東北新幹線の盛岡~八戸間は、実は3500円で乗車できます。

なぜ安いのかというと、この区間は特定特急料金といって、通常と別建てな料金設定がされているため、加えて、いわて銀河鉄道の料金がJRと比べて割高という事情もあるためです。鳳紹院も昔この区間を旅した際に、時刻表を眺めながら、「あ、新幹線乗っても値段殆ど変わんないじゃん」ということに気づき、同区間は新幹線に乗りました。

 

このように費用対効果を考慮すると、新幹線や特急に乗った方が賢いという区間が、全国にはいくつかあります。こうした区間は、またいずれ紹介してゆきたいなと思います。 

 ④:高崎線上越線経由で新潟に抜け、羽越線を北上するルート(上越線ルート)

次は④の、日本海側を通るルートを考えてみましょう。
東京 05:01発 
 JR京浜東北線・大宮行
上野 05:08着 05:13発
 JR高崎線・高崎行
高崎 06:55着 07:12発
 JR上越線・水上行
水上 08:17着 08:24発
 JR上越線・長岡行
長岡 10:20着 10:27発
JR信越本線快速・新潟行
新潟 11:27着 11:43発
JR白新線・村上行
村上 12:57着 13:31発
JR羽越本線・酒田行
酒田 15:56着 16:30発
JR羽越本線・秋田行
秋田 18:19着 18:31発
JR奥羽本線快速・大館行
大館 20:02着 21:20発
JR奥羽本線・青森行
青森 22:50着
10回の乗り換え、17時間49分の旅です。
こちらは、全線JR東日本の管内なので、2370円以上の追加料金はかかりません。

三角形の二辺を回るようなルートになるので、時間がかかるかと思いきや、意外と前回の①のルートと変わらないのですね。

特に、羽越本線は夏場は村上~鶴岡間や、酒田~秋田間で日本海に沈む夕日の絶景を
延々と眺められるので、車窓を楽しむのにはよいかもしれません。

景勝地笹川流れ付近

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村上付近で日本海に沈む夕日

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夏の日本海

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初夏の鳥海山

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【この区間の要注意点】
このルートで旅する場合、区間ボトルネックは水上~越後湯沢間になります。
この区間は一日7本しかなく、特に、お昼の便は13時台の一本しかありません。
下手をすると水上で4時間待ち・・なんてこともありうるので、ここをどの列車で通過するかを決めたうえで、前後の乗る列車を決めていくのが良いと思われます。

いわて銀河鉄道のように割安ではないですが、高崎~越後湯沢間で新幹線を使うのも一考かもしれません。